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2008年 08月 15日
感想_マイ・プライベート・アイダホ
感想_マイ・プライベート・アイダホ_b0130850_16462713.jpgイケメンよ、永遠に。『マイ・プライベート・アイダホ』DVD鑑賞。ポートランドで男娼として暮らすマイクとスコット。孤独の身であるマイクは、御曹司でありながらその身分を捨てているスコットに特別な想いを抱いていた。やがて2人は、スコットの母親を探す旅に出る。

キッズたちの眼の光に引き込まれる青春映画ですなー。ガス・ヴァン・サントらしい、黙して語るその世界は、やはり独特の魅力を感じます。なんつっても今は亡きリバー・フェニックスと若かりしキアヌ。この2人の存在だけでお腹いっぱいなほど。ああ、お美しい!

劣等感、愛情への飢え、孤独、夢、希望、疎外感その他もろもろ、若者たちが抱えるさまざまな感情。ストリート×男娼という、普通以上のマイノリティの世界ではそれらがまたむせ返るようにまきちらされてて、なんともいえない気分に。そしてまたその世界は簡単に色を変える。道がどこかに続いているように。そして道のどこかで誰かに出会うように。どこに行っても道。どこまで行っても道。そんなメタファーを感じましたわ。

なんにしてもリバー・フェニックスがもう見られないというのは彼をよく知らないオレにとっても残念に思うわ。

by april_cinema | 2008-08-15 00:00 | Starter


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