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2008年 11月 01日
感想_ハンサム★スーツ
感想_ハンサム★スーツ_b0130850_9134550.jpgパンチに欠けるぜ。『ハンサム★スーツ』11月1日公開。定食屋を営む琢郎はめっちゃブサイクやねん。にもかかわらず、むっちゃ美人の寛子がバイトに応募してきて、琢郎は一目惚れ→告白→玉砕。自分がブサイクだからに違いない…と傷心のところに、「洋服の青山」から、着るだけでハンサムになれる「ハンサムスーツ」のモニターになることを持ちかけられる。半信半疑でスーツに袖を通した琢郎はめっちゃハンサムになり、モデルにスカウトされる。ブサイク琢郎と、ハンサムのWライフの結末はいかに!?
映画『ハンサム★スーツ』公式サイト

まあ全般楽しげに見られたんだけどね、笑いって意味じゃ笑えなかったんだよなー。多少ニヤリできるポイントはいくつかあったけど、ニヤリ止まりで手を打つほどにはならないのね。なんとなくネタがベタ過ぎて読めちゃうというか、二重生活ネタのひずみによる笑いってのは王道中の王道だけに、ちょっとヒネリが足んなかったわ。同じ鈴木おさむ脚本でいうと『ラブ★コン』未満てところ? 『My Revolution』を筆頭にした90年代ミュージックも、いとあざとし。嗚呼、小室容疑者逮捕…。

ま、塚地は『間宮兄弟』といい、こんな役ばっかだけど、ハマりますわな。世間で評価されてるほど、あれが演技といっていいのかわからないんですけど。谷原さんもやっぱり『ラブ★コン』に続いてキモキャラを全開で楽しんでる風だし、北川景子はやっぱべっぴんだし(でも表情だけで演じようとしすぎてる感あり)。佐田真由美(すっかりコメディリリーフ)、森三中・大嶋あたりも持ち味出てたし、キャストはよかったんじゃないかなー。

なのに笑いきれないのは、ブサイクとハンサム、どっちが幸せ的なストーリーのせいだろーなー。見た目より中身、ってのも使い古されたネタだけに、改めてどうというのはなし。しかも琢郎の設定が妙に極端すぎるだけに、いまいち入り込めず。そしてそれもこれもやっぱり先読みできてしまうのがつまんないっす。ブスーツも見え見えだったもんなー。

それなりに楽しくは見られるんだけど、ビジュアルからも爆笑を期待していくだけに、拍子抜け感はかなりあり。まあ気楽にどうぞ。

by april_cinema | 2008-11-01 00:00 | Starter


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