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2008年 09月 07日
感想_シャイン
感想_シャイン_b0130850_231982.jpgしかしピアニストってドラマチックね。『シャイン』DVD観賞。ピアノの天才少年でありながら、厳格な父の下で育てられたデイヴィッド。その才能を開花させるも、やがて精神のバランスに異常をきたしてしまう。しかし、それでも彼の人生が終わったわけではなかった。

オーストラリア出身の実在のピアニストの半生を描いた作品。ピアニストの映画ってなんでこんなにも多いのだろう。ピアノ人口ってどれほどのもんか知れないけれど、ギタリストとかよりも映画化された人物が多いような気がするわ(感覚値ですけどね)。が、正直なところ、その人生になにか感銘を受けたり感動したりというのはなかったなー。

でもホント、教育って難しいわー。デイヴィッドの才能はホンモノだったとして、それが見事花開いたのは、父親がいたからなのか。それとも父親はその才能を破壊してしまったのか。あとからなにを言っても彼の人生が変わることはないけれど、なんだか因果なもんだなぁと。さらには、たとえ精神を病んだとしても、彼にはピアノという拠り所があり、そして最後には人並みの幸せも手に入れて、いやー人の人生の幸福とか、そーゆーのは断片だけじゃ計れないわ。

すごく深い余韻があったわけじゃないけど、人生というもののいろんな尺度を感じられる1本。ピアノの素敵さも再確認ですね。

by april_cinema | 2008-09-07 00:00 | Starter


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