2008年 11月 01日
感想_ブタがいた教室
b0130850_11243640.jpgこれすんごい話だね! 驚きブタの木!! 『ブタがいた教室』11月1日公開。新人教師の星先生は、担任する6年生のクラスに1匹の子豚を連れてきた。「このブタをみんなで飼育して、卒業する前に食べましょう♪ いいですね?」。子供たちはブタにPちゃんと名付け、みんなで協力して小屋を建て、餌を持ち寄り、そして掃除をして育てていく。やがてPちゃんに並々ならぬ愛情を持った頃、いよいよ卒業の季節が迫る。最初に言われたとおり、Pちゃんを食べるのか、否か。子供たちは命と向き合い、悩み、ぶつかり、涙を流し、そして考える。
ブタがいた教室 オフィシャルサイト【11月1日(土)全国ロードショー】

本当〜〜に、すっばらしいと思います。これ、実際に大阪の教師が90年代のはじめにやった授業だそうで、93年にドキュメンタリーとして放送されたものを映画化したそう。そういう背景を知らずに観たけど、これがとてもいいのさ。まずなんたって子供たちのピュアピュアな、演技とは思えない様にぐいぐい引き込まれるわけ。なんでも、26人の子供たちに与えられた脚本はセリフ部分と結末が白紙だったんだって。なるほどだからあんなに自然体だったのね。うまいと思います。序盤のPちゃんとの交流はとってもハッピー☆

ハッピーな前半だからこそ後半の真剣十二歳しゃべり場が生きてきます。自然体と知ればなおさら、Pちゃんを食べるかどうかの舌足らずなマジディベートに心かき乱されるのです。「元々食べるために飼育したはず」「卒業したら誰が面倒みるのか。途中で放り出して責任は誰が取るのか」「こんなに大事に育てたPちゃんを食べるなんて信じられない」「ブタはブタ。他の動物は食べられてなぜPちゃんだけ食べられない」そんな本気と本気のぶつかり合いは、大人だから子供だからなんて、これっぽっちも関係なく揺さぶられざるを得ません。なぜなら、大人にだってその答えは導きだせていないから。

食育とか命の意味が問われる昨今だけに、これは猛烈に響く。そして、それ以上に子供たちに何をどう教えるべきなのか、そういう広い意味での教育ということに思いが向きはじめる。彼らは自ら行動し、自ら考え、そして積極的に議論します。もちろんこのやり方が正解なのかなんてわからないし、映画はあくまで映画。でも、用意された設定であるとはいえ、この姿勢は十二分に尊重するに値するし、学校は、大人は、こういうことを教えていかないといけないんだな、って。本当に心から思ったわ。

いい映画に蛇足ではありますが、新人教師役のブッキーがまた、どえらい爽やかさで素敵マックス。あんなんじゃお母さんたち色めき立ってしょうがにゃーだろーなー。オレでも萌えたもん。しかもあの熱血っぷり。たまりませんぜ! よっしゃ、傑作!!
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by april_cinema | 2008-11-01 00:00 | All-Star


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