2008年 12月 20日
ややタイトル負け。『ワールド・オブ・ライズ』12月20日公開。CIA工作員のロジャーは、ヨルダン中枢部に入り込み、テロ組織の主要人物の確保を狙う。彼を遠隔操作するのは決して現場には出ないエド・ホフマン。作戦のために必要なのは、信頼関係と、見方をも欺く嘘。誰が見方で何が真実なのか。命を賭けたミッションが繰り広げられる。 ワールド・オブ・ライズ ん〜、緊張感はあったし最後までそれなりに興味を持って観たんだけど、期待値には届かず。『アメギャン』のがシビれたよねー。ちょっと宣伝コピーにオレが踊らされちゃってたかも。だって、こんだけ「嘘」を強調されると、どんな驚天動地が待っているのかと構えちゃうじゃない。結果、あれ、そんな大風呂敷を広げるほどの嘘だったっけ?と拍子抜け。「嘘の世界」ってタイトル、なんかものものしく受け取ったけど、原題の『BODY OF LIES』くらいで良かったような気が。 あとは、キャラクターが立ちきらなかったなぁ! ロジャーにはあんまし目新しさを感じず+やっぱレオ様ってどうもエンタメ色が強く出過ぎて、あんまりCIAって気がしないんです。マットとかブラピのが説得力あるなー。でもってエドは、ラッセルさんの大増量でうさんくささは満点なのに、暗躍っぷりは大したことなくてがっかり。えー、もっとドデカイ鍵を持ってると思ってたのに〜。もう一人のキーマン、ハニの存在は良かったけど、メイン2人が立ってこないとそれもイマイチ効果的じゃないわね。 展開も都合が良すぎるのではーって気がかなりしたけど、まあでも、結果としてアメリカのやり方を暗に非難めかせたのは、なかなかやるじゃんて感じ。テロ組織、猛烈に恐ろしいですが、実際にこういう世界なんだろうね。くわばら、くわばら。
by april_cinema
| 2008-12-20 00:00
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