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2008年 11月 22日
感想_1408号室
感想_1408号室_b0130850_10483575.jpg『1408号室』11月22日公開。オカルト作家のエンズリンは、「1408号室に入るな」という謎のポストカードに導かれて、ドルフィンホテルの1408号室に宿泊しようとする。そこは、宿泊客56人すべてが死亡したいわくつきの部屋。支配人は頑に宿泊を拒否しようとするが、エンズリンは譲らず、ついにルームキーを渡される。部屋に入って観察するエンズリン。すると数々の異変が起き始める!
映画「1408号室」オフィシャルサイト

いやーなかなか巧妙に作られたサイコパニックなホラーですわ。次々に起きる怪奇現象に、ドッキリ系恐怖をかぶせて、さらにはSFかってくらいの千変万化で、その根底にあるのは心理的ウィークポイントをついているという、ありとあらゆるホラー総攻撃。テンポを落とさず畳みかけるもんだから見てて手に汗握れます。

最後の最後には、一体1408号室はなんだったのか、どこまでがエンズリンが実際に目にした物で、どこからがエンズリンの描いた非現実だったのかわからなくなる。エンズリンの娘に起きた悲劇や、父親との関係をにおわせることで、その背景がもしや引き起こしてるのか、と想像させてくる。

んだけど、最後まで謎は謎のままなのかー。それはそれで恐怖なんでしょうけどね。どうもホラー体質でもなく、オカルトに理解を持っていないオレとしては、投げっぱなしに思えてしまいました。ホラーとはいえ途中からあまりに現実を超越しすぎてるように思えて冷めてしまったのもホントのところ。結局のところ好みじゃないんです、ホラーって。身も蓋もなくってごめりんご。

by april_cinema | 2008-11-22 00:00 | Starter


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